ノルトライン・ヴェストファーレン（NRW）州は、EUと連邦の資金を合わせて合同イニシアティブ「大学ベンチャーNRW」を立ち上げる。これに関して同州イノベーション科学研究省は概略下記のような報道発表を行った。

産学の知識と技術の移転を迅速かつ効率的にすべきである。科学省と経済省は2020年までに7,000万ユーロを充てて、企業の特許取得、産学連携、起業を支援する。共同イニシアティブ「大学ベンチャーNRW」によって大学と研究機関、中小企業、革新的なベンチャー企業がその恩恵を受けることになる。

シュルツェ同州大臣は「革新的なアイディアを保護し、産学間をより緊密にし、起業を容易にしていく。大学、研究機関、中小企業の協力がスムーズに機能すれば、それに伴い経済拠点としてのNRW州もさらに繁栄することができる。研究成果が人間の生活を実際に向上させるチャンスをもたらすものであるならば、遅滞なく実用化することが重要であると考える」と述べた。このイニシアティブは研究戦略「進歩NRW」の重要な要素となるものである。

ドゥイン経済大臣は「ドイツでNo. 1の起業家を生む連邦州になりたい。そのために重要なのは、大学という環境からより多くのベンチャーが生まれうる、ということである」と語った。

[DW編集局]