ロシア連邦政府の2014年12月11日付標記記事では、2013年度科学技術分野におけるロシア連邦政府賞（ロシア政府科学技術賞）授賞式におけるメドヴェージェフ首相の発言内容の要旨を伝えている。概要は以下のとおり。

今年は41件の2013年度政府賞が、医学、エネルギー、鉱業、鉱物生産、農業、製造技術、バイオテクノロジー、革新的材料、国家安全保障等ほぼ全ての科学技術研究分野に対し、計381名の受賞者に授与される。この業績の多くはロシア特許や外国特許で保護されており、そのプロジェクトの多くも契約締結に至っている。

現在、予算の制約など困難な状況ではあるが、政府は現行の国家プログラムの下などで研究を支援し研究への支出を増やすよう引き続き最善の努力をする。助成制度も導入し、研究や技術を支援する基金の数を増やす。研究者がロシア国内で成功を収められるようにすることが非常に重要である。近年、この領域で一定の改善を見た。研究・技術の楽園を築いたとは言えないが、多くの研究者がロシアに戻ってきている。

[DW編集局]