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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科技日報
- 元記事公開日:
- 2015/01/07
- 抄訳記事公開日:
- 2015/02/13
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中国科学院・工程院、院士規約改定後の初回増員選挙開始へ
- 本文:
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科技日報は1月7日付で、中国科学院(CAS)と中国工程院(CAE)は2015年度の院士増員選挙を開始したと伝えた。本記事でその概要をまとめる。
今回の増員選挙は、昨年にCASとCAE両院がそれぞれ院士規約を改定した後の初回である。今回の増員数について、CASは65名を上限とする模様である。他方CAEは具体的な数字を発表していないが、例年の経験どおり60名以下の可能性が高いと見込まれる。立候補者の年齢は、原則として65才以下である。また、外国人院士の増員選挙も同時に行われるという。
院士規約が2014年に改定された以降の初回の選挙は、従来に比べて主に以下の変化等がみられる。
・候補者の推薦制度について、改定前の「院士による推薦か、関係省庁、国内研究機関、大学及び各地方自治体等よる推薦」から、「院士による推薦か、関係する学術団体による推薦」へと、推薦のルートが大幅に絞られた。・候補者の資格について、改定後は、公務員または公務員に準ずる行政官のうち、処長(課長)級以上の者が原則的に立候補できないとなった。
・また、院士の退出制度について、改定前の「多国籍を認めない中国の国籍法に基づき、他国の籍に加入した場合は、院士称号を自動的に放棄すると見なす」を、「院士は、院士称号を放棄することができる」とした。
[JST北京事務所]