[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2015/01/29
抄訳記事公開日:
2015/02/16

ポータルサイト「電力ネットワーク研.info」

Portal forschung-stromnetze.info geht ans Netz

本文:

ポータルサイト、電力ネットワーク研.infoが公開された。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

新しいポータルサイト電力ネットワーク研.info (forschung-stromnetze.info)で、未来の電力ネットワークに関するあらゆる質問を受け付ける。昨年8月、研究イニシアティブ「将来性のある電力網」にゴーサインが出された。これを受け、サイト上で電力ネットワークに関心を持つ市民や専門家コミュニティに対し、具体的なプロジェクトや研究成果を公表することになった。

バーケ連邦経済エネルギー省(BMWi)次官は「ドイツにおける持続可能なエネルギー供給の構造転換は、全国民の支持があって初めて成功するものである。新しい技術が受けいれられるための前提条件は、研究開発の早期段階から、客観的かつ信頼性のある情報を発信することである。このサイトでは適切に情報を提供し、研究グループの活動を見守ることになる」と語った。

シュッテBMBF次官は、「再生可能エネルギーの拡大は、電力ネットワークへの大きな挑戦であり、これを研究から生み出される優れたアイディアによってのみ克服できる。ネットワーク拡充に関する重要な研究問題、最近の研究成果、エネルギー転換政策における進捗を誰にでもわかりやすいものとしていく」と語った。

連邦政府は「将来性ある電力網」イニシアティブによって、送配電ネットワークの最適化、ネットワーク計画と稼働マネジメントに関する新しいコンセプトを支援している。この他にも革新的なピークマネジメント方式の研究と技術開発を助成している。期待される技術的なソリューションは、エネルギー転換政策の成功に大きく貢献するものとなる。

一方、先に運用が始まったエネルギー貯蔵に関する研究領域における技術開発を扱うポータルサイトforschung-energiespeicher.info は、成果を上げている。これに倣い、電力網研究に関する情報を一般に広報していくために、新しいサイトの運用を開始した。

[DW編集局]