[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2015/02/03
抄訳記事公開日:
2015/02/19

サイバーセキュリティチャレンジ

Staatssekretärin Zypries eröffnet die Cyber Security Challenge Germany

本文:

サイバーセキュリティチャレンジ大会(Cyber Security Challenge Germany)の初開催に関し、連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

「経済におけるITセキュリティ」イニシアティブの中で行われるサイバーセキュリティチャレンジでは、高校生と大学生が増加するサイバー犯罪にITセキュリティ領域のノウハウで対処し、その能力を会場でライブに証明するか、オンラインでPCから参加する。同大会の表彰式は、ベルリンのBMWiにおいて行われる。

次官は、「ドイツには才能のある、技術に魅せられた若者たちが多数いる。彼らをできるだけ早く助成し、ITセキュリティ・ビジネスの企業と接触させていきたい。Cyber Security Challengeの成功は大変喜ばしい。企業にとっては、早期に国内の専門的な若手人材を認知でき、若きITタレントたちはITセキュリティ領域における知識を広げ、今後の職業的キャリアの指針、刺激を得ることができ、双方がその恩恵を受けることになる」と語った。

同分野専門人材不足は深刻で、最大の成長阻害要素となっている。VDI(ドイツ技術者協会)の調査によると、ITセキュリティ専門家は空きポスト6.5に対して1人しかおらず、大幅な売り手市場になっている。ここ数年の明らかな専門人材需要の増加の傾向については、BMWiが最近発表した調査「ドイツにおけるITセキュリティ・マーケット」でも証明されている。

サイバーセキュリティチャレンジ大会には800人弱の応募があり、そのうち生徒と学生の合計20名がベルリンにおける最終ラウンドに残った。連邦コンペティションの勝者は2015年末のスイスの欧州ファイナルへと赴き、全欧州の他のファイナリストたちと覇を競うことになる。

[DW編集局]