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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国政府
- 元記事公開日:
- 2015/01/15
- 抄訳記事公開日:
- 2015/02/20
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安全で持続可能なシェール・エネルギー・プロジェクトに向けたファンディング
Funding awarded for safe and sustainable shale energy projects
- 本文:
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英国政府の2015年1月15日付標記記事の概要は以下のとおり。
英国全土の19企業が、シェールオイルやシェールガスの可能性を開く革新的なアイデアの開発を目的として、最大で200万ポンドのファンディングを共有する。採択プロジェクトは、水処理・モニタリング技術から掘削・設計技術に至るまでのすべての研究を対象とする。主要なテーマは次のとおり。
・割れ目を開いた状態に保つガラスを基盤とするビーズ。これにより大量の水使用の必要性をなくす。
・安全な水処理のための新しい「光触媒」技術。
・水深3,000メートルまでの探査を目的とした非侵入型の地球物理学的技術
・掘削中のメタン漏洩を検出する新たなセンサー
・探鉱掘削処理をガイドする自動化システムInnovate UKが運用する基金には、エネルギー・気候変動省(DECC)が分担する100万ポンド、さらに自然環境研究会議(NERC)が分担する25万ポンドが含まれる。
シェールガス・シェールオイルは、英国のエネルギー安全保障、雇用創出、低炭素未来への移行に役立つ。NERCの英国地質調査所による2013年の調査では、ボーランド(英国北西部のランカシャー州)の頁岩に1,400兆立方フィートのガスが存在するとの予測がなされている。しかし、可採埋蔵量を正確に推定するため、さらに大々的な探査が実施されることになる。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]