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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
- 元記事公開日:
- 2015/02/05
- 抄訳記事公開日:
- 2015/02/23
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電気自動車の将来に向けて態勢整備
- 本文:
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ツュープリス連邦経済エネルギー省次官、モデルプロジェクトecconect Germanyの代表者が報道公開専門会議を行った。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。
7つの電気・水道供給事業者、産業界、アカデミアの15パートナー機関からなる研究アライアンスは2015年1月末に3年に及ぶ研究活動を成功裏に終了させた。econnecto Germanyは総額約2,100万ユーロ(BMWi助成:1,200万ユーロ)で、BMWi重点助成プログラム「電気自動車IIのための情報通信技術:スマート・カー、スマート・グリッド、スマート・トラフィック」の枠組みの中では最大の研究開発プログラムとなっている。
同次官は、「電気自動車はエネルギー転換の重要な要素として電気・水道事業者に新しいチャンスをもたらすものである。econnect Germanyの研究パートナーが、実用性の高い解決策によってパイオニア的な業績を達成されたことは喜ばしい。電気自動車をエネルギー供給システムと新しいモビリティ・コンセプトに統合できることを証明した。このことは電気・水道事業者に、電気、ガス、水の供給を越えた新しい展望を開くものである」と語った。
econnect Germanyの研究活動の中心にあったのは、電気自動車をスマート・グリッドやネットワーク化された交通網に情報通信技術を用いて統合するということであった。アーヘン、ライプツィヒなど7つのハブで事業者から事業者へと将来の問題解決について研究した。このためeconnect Germanyは2012年には連邦政府の電気自動車領域におけるモデルプロジェクトと称された。このほど発表された研究成果は、これに関連した高い期待を満たすものであった。電気自動車でネットワーク化された公共交通のパイロットプロジェクト(ÖPNV)、未来のパーキング・ハウス、電気乗車とスマート・ホームとをつなぐプロジェクト、農業及び観光利用における電気自動車の新しいコンセプトが生まれている。研究プロジェクトはドイツの国境をこえたものもあり、3か国が国境を接するアーヘンでは、電気自動車の充電が国境を越えても問題なくできる。
econnect Germanyに参加したパートナーたちは、協力を更に継続していく所存であり、各種分野からの利用をより緊密に結び付けていくことを表明している。
[DW編集局]