ツュープリス連邦経済エネルギー省（BMWi）次官が助成プログラムTruste Cloudsに関する最終会議を開催することになり、BMWiは概略下記のような報道発表を行った。

デジタル技術普及とイノベーション戦略に関する2日間の会議では、産業界、アカデミア、省庁からの150名あまりの出席者がクラウド利用及びその将来に関して議論する。BMWiが5,000万ユーロで助成するTrusted Cloudプログラムの14プロジェクトでは、安全かつ適法なクラウド利用に関するプロトタイプ的な問題解決策を開発した。

同次官は、「クラウド技術は特に中小企業にとって、大きな成長ポテンシャルをもたらすものである。クラウドにある革新的な技術、計算処理技術、必要に応じたストレージ等が時間単位でも利用することができる。アメリカと比べドイツや欧州におけるクラウド・コンピューティングは、中小企業の利用が少ない。蓄積されたデータのセキュリティーに関する懸念が重要な要因である。それだけにTrusted Cloudプログラムによってこうした声に応えることを喜ばしく思う」と語った。

14のプロジェクトには、各種分野の36企業と27の研究機関が参加し、産業、手工業、保健、公的セクターの領域に関する基盤技術やクラウド構築と取り組んだ。

[DW編集局]