[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国財務省
元記事公開日:
2015/01/16
抄訳記事公開日:
2015/02/25

北部パワーハウス: 財務大臣が北西部のサイエンス・ハブを視察

Northern powerhouse: Chancellor visits science hubs in the north-west

本文:

英国財務省の2015年1月16日付標記ニュース記事の概要は以下のとおり。

ジョージ・オズボーン(George Osborne)財務大臣は同日、北西部に拠点を置く有力なサイエンス・ハブ2か所を訪問し、政府の59億ポンドの科学投資のうち北西部に配賦された一部が北部パワーハウスの創設にどのように役立つかを視察した。

財務大臣が秋の予算編成方針演説で発表したように、政府は長期経済計画の一環として科学に59億ポンドの投資をする。財務大臣はその恩恵を受ける2か所の現場を訪問した。チェシャー州デアズベリーのハートリー・センターは、世界最高性能のコンピュータの1つを具体的に展開するため(IBM社との協力によるコグニティブ・コンピューティング・センターの設立)、1億1,300万ポンドの政府投資を受けた。インスのソーントン・サイエンスパークでは自然環境研究会議(NERC)と英国地質調査所がチェスター大学と協働して、エネルギー技術の研究に3,100万ポンドの投資を受けた。

上記訪問は、首相と財務大臣が北西部に対する新規6項目の長期経済計画を発表して1週間後に行われた。同計画は、材料科学、生物医学、スーパーコンピューティング、エネルギーに特に重点を置き、地域の優秀な大学等に大規模な投資をすることにより、北西部を傑出した科学イノベーション・グローバル・センターにしたいとの強い意欲の表れである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]