[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
報道センター
元記事公開日:
2015/01/30
抄訳記事公開日:
2015/02/26

EU、加盟国間の研究能力の格差を縮める新しい助成金を創設

New grants to help close the gap in research excellence across Europe

本文:

欧州委員会は、2015年1月30日に標題のプレスリリースを発表した。以下にその概要を紹介する。
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EUは本日、加盟国間の研究能力の格差を縮め、欧州の競争力と成長を強化するため新しい助成金を発表する。この助成金による新しい”チーム編成”(Teaming)の手法を実践することを通じて、研究成果を改善し、研究能力のランキングの低い諸国における投資を増加させることを目指している。Horizon2020の助成対象として、これらの諸国からの31プロジェクトが選定され、欧州全域の高等研究機関とチームを組み、新しい”中核的研究機関(Centres of Excellence)”を設立するための業務計画の作成に取りかかる。

今回選出された最初の”チーム編成”プロジェクトは、国家・地方機関に加えて、研究機関・研究所によって実施される。本プロジェクトのフェーズ1では、各プロジェクトは最大50万ユーロ(総額1,450万ユーロ)の助成金を受け取り、新しい中核的研究機関(既存の計画のアップグレードを含む)になるための業務計画を立てる。

助成対象のプロジェクトには、欧州全域にわたるパートナーシップが含まれる。例えば、医療分野のイノベーションのための中核研究機関を立ち上げるために、スロバキアの研究機関は、スウェーデンの研究機関とチームを組んでいる。また、持続可能なバイオテクノロジーのための中核研究機関を設立するために、ブルガリアの研究機関はドイツの研究所とパートナーシップを組んでいる。

[DW編集局]