2015年1月25日付の「中国科学報」ネット版は、「『中国海外のハイレベル人材誘致計画』では更に優遇条件を提供する」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

近日、中央組織部、人的資源社会保障部、中国国家外国専門家局は「外国籍ハイレベル人材への訪中ビザ発行及び居留の優遇措置に関する通知」（通知と略称する）を発表し、「帰国（訪中）・定住専門家プロジェクト」「北京市海外人材誘致プロジェクト」などの海外ハイレベル人材計画55件を全国重点海外ハイレベル人材誘致計画に組み入れた。今後、上述の計画の対象となった海外のハイレベル人材は、国家「千人計画」（海外ハイレベル人材招致計画）の専門家としてビザ、居留、定住、出入国、生活・業務等の方面で相応の優遇待遇を受けることができる。

中国人事科学研究院の元院長、国家行政学院の呉江教授は、「最近になって、海外のハイレベル人材の誘致は大きな進展があった。通知では人材ビザの発行に係る法的地位を確立し、人材の敷居を下げて、人材ビザの適応範囲を拡大する。今後海外のハイレベルの誘致への支援範囲は更に拡大する見込みである」と語った。

[JST北京事務所]