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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/01/26
- 抄訳記事公開日:
- 2015/03/05
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中国科学院(CAS)と国家自然科学基金委員会(NSFC)は、共同基金の支援に注力
- 本文:
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2015年1月26日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院(CAS)と国家自然科学基金委員会(NSFC)は、共同基金の支援に注力する」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
近日、国家自然科学基金委員会(NSFC)、中国科学院(CAS)による共同で設立した大型科学施設共同基金と天文共同基金の契約更新調印式が北京で開催された。新しい協力協議によると、双方は共同基金の支援経費の増加、支援範囲の拡大について同意した。国家自然科学基金委員会(NSFC)の楊衛主任、中国科学院の丁仲礼が調印式に出席し、協議書にサインした。
調印式で、国家自然科学基金委員会(NSFC)の楊衛主任は、「両共同基金は、中国イノベーションを推進するために重要な役割を果たしている。科学研究機関と大学の科学者はビッグサイエンス施設を活用し、最先端の研究を探求し、分野の融合と科学教育の融合を促進することができる。今後、新たな協議枠組みに基づいて更に共有施設のオープンを推進し、施設の使用効率を高める」と語った。
中国科学院(CAS)の丁仲礼副院長は、「共同基金を設立して以来、人材育成と重大な研究成果を生み出すことにおいて顕著な成果を遂げてきた、今後も中国科学院は大学等の他の研究機関との共同イノベーションにむけて、実質的な協力を積極的に展開する。今後、重大な研究成果の創出と共同イノベーションを実現するために、われわれは基金委員会の管理プラットフォームと中国科学院の施設、人材の優位性を更に統合し、共同基金の影響力と役割を大いに向上させて、中国の科学研究レベルを一層高めることができる」と述べた。
[JST北京事務所]