[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国保健省
元記事公開日:
2015/01/28
抄訳記事公開日:
2015/03/12

研究者の新たな治療法発見に役立つバイオ試料センターがオープン

Biosample centre opens to help researchers find new treatments

本文:

英国保健省の2015年1月28日標記ニュース記事の概要は以下のとおり。

生物医学・臨床研究に資する国立衛生研究所(NIHR)国立バイオ試料センターが1月28日ミルトン・キーンズに開設された。このセンターの施設により、国内の生物医学・臨床研究の能力が向上する。当施設は大学およびNHS(国民保健サービス)の保健研究者のほか、広範囲のライフサイエンス産業界の研究者にも利用可能になり、厳格な研究統治と倫理的枠組に従うことになる。

当センターは、大量の生物学的試料が関係する研究を研究者や研究機関が設定、実行、維持する場合の課題克服を支援する。生物学的試料の蓄積・処理施設としては英国最大となり、50件を超える新規の専門職雇用を創出する。当センターはマイナス196℃の低温で2000万件を超える試料を収容する能力を有し、多年にわたる保存が可能である。最新の技術を活用して、研究者らは英国のどこにいても自分の机上から上記試料を観察できる。

保健省は、英国バイオ・センターと協同で上記バイオ試料センターの立ち上げの作業を行っているオクスフォード大学に対して、2400万ポンドの設備投資による助成を行った。

[DW編集局]