[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国科学振興協会(AAAS)
元記事公開日:
2015/01/30
抄訳記事公開日:
2015/03/16

AAAS「次期会長」にバーバラ・シャール氏

Barbara Schaal Chosen to Serve as AAAS President-Elect

本文:

2015年1月30日付の米国科学振興協会(AAAS)のニュース記事によれば、ワシントン大学(セントルイス)芸術・科学学部長、バーバラ・シャール博士がAAASの「次期会長」に選任された。AAAS理事会の執行委員会役員・メンバーとしての任期は2015年2月17日から3年間である。同博士はこれまでにも、AAASの生物学セクションの議長を務めている。

AAAS年次会議の決定に従えば、シャール博士の「次期会長」選任に伴い、オレゴン大学化学教授のジェラルディン・リッチモンド氏がAAAS「会長」の任期に入り、現AAAS「会長」でMITの遺伝学教授のジェラルド・フィンク氏はAAAS理事会の「議長」になる。

バーバラ・シャール博士は、植物の進化過程の理解に分子生物学による方法を初めて用いた科学者の一人であり、植物の分子系統分類学および集団遺伝学の理解を進展させた業績がある。最近の業績には、学生・同僚との協働による、米などの作物の改良に期待される植物進化遺伝学の研究などがある。
同博士は2005年には女性としては初めて全米科学アカデミー副会長に選任されている。2009年には大統領科学技術諮問会議(PCAST)のメンバーに指名された。全米研究会議(NRC)では地球・生命研究部門の議長を務めている。

上記のほか、AAASの24のセクションの各議長も選任・発表されている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]