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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/02/02
- 抄訳記事公開日:
- 2015/03/20
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2014年度国際科学技術協力賞を授与
- 本文:
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2015年2月2日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院は、2014年度国際科学技術協力賞を授与」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
近日、中国科学院は、Peter J.Stang教授(中国科学院化学研究所から推薦)とJan-Christer Janson教授(中国科学院過程工程研究所から推薦)に2014年度国際科学技術協力賞を授与した。
Stang教授は国際で有名な有機化学の専門家で、物理有機化学、有機金属化学と超分子化学領域で顕著な成果をあげている。Stang教授は長期にわたって中国とアメリカの科学技術交流を積極的に推進している。同氏は数多くの中国籍博士を育成し、中国出身のポスドク(博士研究員)及び訪問学者を受け入れ、中国科学技術における人材育成に大きな貢献をした。
Janson氏はスウェーデン·ウプサラ(Uppsala)大学の教授とスウェーデン·ウプサラ王立科学院のアカデミー会員で、国際的に生物分離分野の科学者である。1980年から、Janson教授は中国の研究者と協力してタンパク質の分離と純化における理論と技術レベルを向上させ、一連の組み換えタンパク質医薬品の分離と純化を完成して、中国でB型肺炎ワクチン、インターフェロン等を含む産業化に成功した。同氏の協力の下で、中国科学院過程工程研究所はタンパク質の分離、純化の研究開発プラットフォームを構築し、一連の技術イノベーションを実現して、共同で52本の論文を発表した。 [JST北京事務所]