[本文]
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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ノルトライン=ヴェストファーレン州 イノべーション・科学・研究・技術省
- 元記事公開日:
- 2015/03/09
- 抄訳記事公開日:
- 2015/03/20
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教育システムの柔軟性
- 本文:
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ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州レムゴ市のzdi(イノベーションによる未来)センターにおいて若手専門人材のアカデミック化に関するフォーラムが開かれた。これに関してノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州イノベーション科学研究省は概略下記のような報道発表を行った。
透明性のある教育システムは個々の人間だけでなく、NRW州の経済界にもローカルな、グローバルな競争においてより大きなチャンスをもたらしている。シュルツェ科学研究省大臣はレムゴで開かれたフォーラムにおいてこの点を強調した。「若い世代に、大学進学であれ、職業訓練であれ、その才能に対応した教育や訓練を施し、大学入学資格を取得させる機会を与えなければならない。」と語った。
フォーラムでは企業家、研究者、労働組合関係者、政治家など150名が若手専門人材の資格や大学進学の傾向ついて議論した。同州のzdiイノベーションによる未来センターという共同プロジェクトは、学校、大学、経済界、政界等の関係者が州内43の拠点で若者の理数系分野(数学、IT、自然科学、工学)への関心を呼び覚ますための活動をしている。州政府は欧州構造助成金の支援を受け、今後数年にわたりzdiネットワークを利用したさまざまな活動を拡大させるため最高800万ユーロを投入する。
シュルツェ大臣は「国際的な舞台で対抗していくために大学教育受けた人材を必要としている。と同時に企業活動に大学で得た知見や技術を移転、実施できるようにするため、実践的に職業訓練された優れた専門人材を必要としている」と語った。
これまでも若い世代ができる限り柔軟に職業希望を実現できるような、流動性ある教育システムを促進してきた。職業訓練過程から大学進学へ、あるいはまた大学中途退学したあとで、企業の職業訓練を受けるという転換も可能でなければならない。
[DW編集局]