[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2015/03/12
抄訳記事公開日:
2015/04/02

DRIVE-E学生研究賞2015表彰式

Wissenschaftlicher Nachwuchs für die Elektromobilität mit DRIVE-E-Studienpreisen 2015 ausgezeichnet

本文:

連邦教育研究省(BMBF)とフラウンホーファー応用研究促進協会(FhG)が4名の若手研究者にDRIVE-E学生賞を授与した。これに関してBMBFは概略下記のような報道発表を行った。

エネルギー効率の良い自動車走行と高性能バッテリーでいかにして電気自動車を進化させるのか。DRIVE-E学生賞の対象となった研究がこの問題に対しての答えである。ミュラーBMBF政務次官とアレキサンダー教授(FhG)は、ニュルンベルクの産業文化博物館で開かれた表彰式で4名の若手研究者にDRIVE-E学生研究賞を授与した。

表彰式にあたりミュラー次官は、「自動車産業におけるイノベーションはドイツの将来に直結しており、電気自動車ももちろんその一部である。将来を担う若手研究者にとってDRIVE-Eアカデミーはこの未来産業分野の道を開くことが期待されている」と語った。

54件の応募から、選考委員会は4名を選考。カテゴリーI(対象:学士論文)一位となった論文(テーマ:自動車エンジンとしての交流アシンクロンマシンの走行戦略最適化)には4,000ユーロが授与された。受賞者は現在、ミュンヘン工科大の修士課程の学生である。カテゴリーII(対象:修士論文)の一位は、省エネ・ルート・ガイド、交通管制システムのデータにより走行路選択をテーマにしたドレスデン工科大の学生である。賞金額は6,000ユーロだった。

DRIVE-Eプログラムは2009年からBMBFとフFhGの共同イニシアティブで実施されている。電気自動車をテーマとする学生の人材養成プログラムはDRIVE-E学生賞とDRIVE-Eアカデミーからなる。前者は電気自動車に関する傑出した革新的な学生の研究を表彰するもの。毎年開催されるDRIVE-Eアカデミーは電気自動車の理論と実際を学ぶ機会を提供している。

[DW編集局]