[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/02/26
抄訳記事公開日:
2015/04/06

中国の宇宙空間粒子探査機、国際的なレベルへ

中国空间粒子探测器获阶段性成果

本文:

2015年2月26日付の「中国科学報」ネット版は、「中国の宇宙空間粒子探査機、国際的なレベルへ」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国科学院高能物理研究所の王煥玉研究員によると、同研究所の科学研究チームが開発した宇宙空間X線の探査機技術は、段階的な成果を挙げた。同探査機の性能は、国際先進レベルに達しているという。

10年余りの開発を経て、研究者はコリメーター(collimator)、探査機、信頼性設計、システム·インテグレーション(system integration)の多数技術を習得し、薄型遮光フィルムの製造、バッケージング·テクノロジー及び粒子、X線装置の設計·統合能力を向上させた。

関連報道によると、「同研究所が開発したCCDイメージセンサ(CCD image sensor)は海外同類の製品の読み取り速度の40倍で、シリコンと専用集積回路の主な性能は海外同類部品と同じレベルに達した。打ち上げ予定の硬X線望遠鏡、シリコン検出による暗黒物質探索用衛星、地震電磁実験衛星·広帯域波長高エネルギー粒子探知器、天宮二号宇宙ステーション·X線分極探査装置等の器械の技術指標及び高エネルギー、時間、空間、粒子解像度等の性能を示す指標が世界の先頭に立っている」とのこと。

[JST北京事務所]