[本文]

国・地域名:
スイス
元記事の言語:
英語
公開機関:
スイス国立科学財団(SNSF)
元記事公開日:
2015/03/12
抄訳記事公開日:
2015/04/06

未来科学技術(FET)フラッグシップとの提携

Graphene and Human Brain Project: partnering with FET Flagship

本文:

スイス国立科学財団(SNSF)の2015年3月12日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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スイス国立科学財団(SNSF)から資金提供を受けているプロジェクトで、FETフラッグシップのロードマップに多大な貢献をしている場合、同フラッグシップのイニシアティブである、グラフェン・プロジェクトとヒューマンブレイン・プロジェクト(HBP)の提携プロジェクトとなることができる。提携の詳細については、近日中に各フラッグシップのウェブサイトに掲載される。

FETフラッグシップは、大規模かつ野心的な科学先導型の研究イニシアティブで、壮大な目標の達成を目指している。最初の2つのフラッグシップ・プロジェクトであるグラフェン・プロジェクトとHBPは、2013年10月1日に開始された。フラッグシップ予算の半分はEUから、残りの半分は主に加盟国と関連国、民間部門から提供されている。欧州委員会は、加盟国および関連国による対フラッグシップ貢献の調整支援を行うため、FLAG-ERAという欧州研究圏ネットワーク(ERA-NET)の活動に資金提供している。

FETフラッグシップのイニシアティブに提供される支援の重要な点は、既存のファンディングスキームとフラッグシップの提携メカニズムを組み合わせて利用することで、国レベルおよび地域レベルのファンディングが期待されるということであり、研究者が様々な資金源を確保し、フラッグシップイニシアティブの目標に向けてシームレスなかたちで協力できるようにすることが本メカニズムの目的である。

[JSTパリ事務所]