[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2015/03/17
抄訳記事公開日:
2015/04/07

ハイテク戦略有識者会議「ハイテクフォーラム」

Hightech-Forum blickt in die Zukunft

本文:

政府の新しい専門家委員会「ハイテクフォーラム」に関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

ヴァンカBMBF大臣の招請という形で、ハイテクフォーラムの設立会議が開催された。ハイテクフォーラムは2017年任期末まで、連邦政府をハイテク戦略のあらゆるテーマに関して支援し、助言することになる。産業界、アカデミア、社会の代表として選考された合計20名の専門家がハイテク戦略実行のために具体的な勧告を作成し、政府と共にイノベーション政策の推移について議論し、新しい研究課題を抽出し、未来シナリオを展開する。

同大臣は、「ドイツの経済成長と繁栄をために研究とイノベーションは不可欠である。ハイテクフォーラムの委員に対し、未来テーマの助言者であり、かつ大使であるという自覚を持ってもらいたい。政府と共同で革新的、創造的な問題解決策のための環境を改善し、社会のトレンドを早期に認識し、取り込んでいくようにしていきたい。新しい委員会のメンバーの40%が女性となったことも喜ばしいことである」。

ハイテクフォーラムの議長にはバーナー氏(ベーリンガー・インゲルハイム社長・ドイツ科学のための基金拠出者連盟会長)及びノイゲバウアー氏(フラウンホーファー応用研究促進協会長)が就任した。

ハイテクフォーラムが取り組む課題には以下のようなものがある。新しいイノベーション・モデルはどのようなものになり得るのか、技術や知識の産業への移転をどのように改善できるか、あるいは産学の研究イノベーションネットワーク、例えばクラスターの国際化などである。ハイテクフォーラムの活動はベルリンの事務局によって調整されることになっている。

[DW編集局]