[本文]
-
- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
- 元記事公開日:
- 2015/02/25
- 抄訳記事公開日:
- 2015/04/14
-
英国政府、画期的な環境保全技術に約2,500万ポンドを投入
Government invests £25 million in game-changing green technologies
- 本文:
-
ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)の2015年2月25日付標記報道発表の概要は以下のとおり。
ソーラー・パネルとして機能する窓、埋め立てゴミの排出熱で動くエンジン、欧州最大の蓄電施設は、全体で2,450万ポンドの政府ファンディングからの配賦を受けて、実現に一歩近づく。
上記プロジェクトは、Innovate UKが管理・運営する第1次「エネルギー・カタリスト」プログラムを通じてファンディングを獲得した40件の新技術の中の一例である。「エネルギー・カタリスト」は、炭素排出を削減しつつ、エネルギー供給の安定性向上とコスト削減を図る、いわゆる「エネルギー・ジレンマ」への取組を支援する目的で考案された。
ファンディング獲得者の中には、ケンブリッジに本拠を置く「Nyak Technology」社があり、有機太陽電池の開発支援で約20万ポンドが助成された。これにより、家の窓を透明な発電ソーラー・パネルで置き換えることが究極的には可能となる。この太陽電池は、家庭でのソーラー電力利用のあまり目立たなくて便利な手段であるばかりでなく、かなり安価にもなり得るものである。初期の研究では、同電池によりソーラー装置全体のコストを70%も削減できるだろうと想定している。
ファンディング獲得者の別の1例として「Oaktec」社があり、22万ポンドの助成を受けた。このプロジェクトでは、埋め立てごみ廃棄場から発生する未処理のガスを使用して自動過給バイオマス・エンジンに動力を供給する「Pulse-R」エンジン・システムのフィージビリティ試験を行う。
また、北部アイルランドの「AES Kilroot Power Limited」社は欧州最大規模の蓄電施設を建設する。このプロジェクトでは10MWのリチウムイオン・バッテリー・アレイを北部アイルランドの電力網に繋ぎ、柔軟なサービス提供をする場合の蓄電の価値を監視、評価、実証する。
[DW編集局]