2015年3月23日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院、ビッグデータマイニング·知識マネージメント重点実験室を設立」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

3月20日、中国科学院ビッグデータマイニング・知識マネージメント重点実験室が北京で正式に設立され、中国科学院（CAS）の共産党委員会副書記方新氏、中国科学技術大学の副学長高鴻鈞院士、中国科学院先端科学·教育局の許瑞明局長及び中国科学院の馬志明院士、中国工程院の楊善林院士など、その日の除幕式に参加した。

同重点実験室は中国科学院大学によって創設され、中国科学院仮想経済・データ科学研究センター(CAS Research Center on Fictitious Economy and Data Science)、中国科学技術大学の数学科学学院、コンピュータ制御学院、マネージメント学院の関連人材を集める。実験室の主任は中国科学院「百人計画」の入選者である石勇教授、実験室学術委員会名誉主任は全人代常務委員会の元副委員長である成思危氏、実験室学術委員会主任は中国科学技術大学·マネージメント学院の常務副院長である汪寿陽教授が担当する。

実験室の研究テーマは、ビッグデータの科学理論、ビッグデータモデリングとデータマイニングアルゴリズム、ビッグデータ技術及びビッグデータ応用等を含め、実証方法とビッグデータマイニングにおける金融、産業発展と意思決定、科学技術イノベーション、ネットワークとソーシャルコンピューティングなどであり、系統的な理論構築と応用研究を行う。

[JST北京事務所]