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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国財務省
- 元記事公開日:
- 2015/03/20
- 抄訳記事公開日:
- 2015/04/17
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国立グラフェン研究所が正式に開所
- 本文:
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英国財務省の2015年3月20日付標記ニュース記事は、マンチェスター大学の国立グラフェン研究所が正式に開所した旨伝えている。概要は以下のとおり。
本グラフェン研究所では、約4,000万ポンドの政府支援を受けて、研究者と産業界が共同で多様な革新的かつ潜在的な応用分野に取り組む。これら多様な応用分野とは、医学では特定の細胞を標的とする薬剤の設計を可能にし、携帯電話の開発ではバッテリーの寿命を非常に長くする研究を含んでいる。
これ(約4,000万ポンド)は9,000万ポンドのより広範な政府によるグラフェン投資の一環で、2004年にマンチェスターで初めて分離に成功したこの独特の材料の利点を英国が十分活用できるようにする狙いがある。本研究所以外の投資先としては、マンチェスターの「グラフェン・エンジニアリング・イノベーションセンター」、ダラム州の「オープンアクセス・イノベーションセンター」などがある。産業界によるファンディングと合わせて、これらのセンターに対する支援総額は約1億4,000万ポンドになる。
ジョージ・オズボーン(George Osborne)財務大臣はグラフェン新研究所を訪れ、開所式に先立って大学・科学界、実業界のトップを前に講演し、「科学・イノベーションの支援は、北部パワーハウス構築の重要な一部分である」と述べている。
[DW編集局]