[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ノルトライン=ヴェストファーレン州 イノべーション・科学・研究・技術省
元記事公開日:
2015/04/01
抄訳記事公開日:
2015/04/24

優秀な若手研究者:ボーフム、ケルン、ミュンスター大学で6グループがスタート

Exzellenter Forschungsnachwuchs: Sechs Gruppen starten an den Unibersitäten Bochum, Köln und Münster

本文:

NRW州では終身的教授職を目標とする若手研究者の昇進措置が講じられている。これに関してNRW州イノベーション科学研究省は概略下記のような報道発表を行った。

「若手科学者グループ‐NRW 2015-2021」助成プログラムの選考委員会は、特に優れた6人の若手科学者をその応募内容が優秀であることを受けて選考した。これら若手科学者は2015年4月から州の助成を受けNRW州の大学で独自の研究グループをスタートさせる。州は6年の継続期間の間、毎年各グループの人件費の90%、総額700万ユーロ強を負担する。

この6グループは通常トップ1名、博士課程学生2から3名の構成となり、気候保護、環境維持、健康、人口動向、社会一体性等大きな社会的重要課題と学際的に取り組むことになる。起点となるのは、科学と研究が、環境、経済、社会、文化等の生活基盤を維持しながら、いかにして人間の繁栄と幸福のために効率的に寄与できるのか、ということである。このプログラムは研究戦略「進歩NRW」の一部である。

若手科学者グループのトップはプログラム終了後申請提出先の大学の教授職に終身的に就任するものとする。これに関する決定は3年後評価を基礎として行われる。
選考された大学、グループのトップ、プロジェクト名(金属‐有機触媒とエンザイム・リアクションのコンビネーション、腎臓の老化における調節プロセスの目標及びRNAエフェクターetc.)も、原語の記事において公表されている。

[DW編集局]