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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国政府ニュースサイト
- 元記事公開日:
- 2015/03/27
- 抄訳記事公開日:
- 2015/04/30
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成長のためのイノベーションへの投資
- 本文:
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英国政府の2015年3月27日付標記記事では、Innovate UKによるイノベーションへの投資状況を数字で示した解説資料を公表している。概要は以下のとおり。
・2007年以降、Innovate UK(旧TSB)は15億ポンドをイノベーションに投資してきた。企業や提携機関が分担した15億ポンドを加えると、イノベーションへの投資総額は30億ポンドになる。
・上記投資により5,000社の企業が支援を受け、これにより英国経済におよそ75億ポンドの効果をもたらし、3万5,000人の雇用を新規に創出したとされる。
・2013~2014年の共同研究開発プログラムにおいて約1億7,000万ポンドの助成がなされた。これにより、英国実業界に対し今後10年間で11億4,000万ポンドの付加価値をもたらし、5,300人以上の追加雇用を創出することが期待されている。
・90%以上の企業がフィージビリティ・スタディのファンディングを獲得して、市場における地位向上を図っている。将来の利益は投資1ポンド当たり9ポンドになる可能性がある。
・2011年以降の「スマート・グラント」では、中小企業の支援に1億3,500万ポンド強を投じている。これは今後5~8年で英国実業界に12億ポンドの付加価値をもたらし、4,200人以上の追加雇用を創出することになる。
・知識移転パートナーシップ(KTP)においては、企業が大学及び大学院とイノーベーション・プロジェクトで協力している。KTP向けの公共投資1ポンドに対して、約5ポンドの経済的利益の見返りがある。2002~2008年のKTPにおいて、40億ポンドの新規売り上げ、16~18億ポンドの粗付加価値増、5,500人以上の追加雇用がもたらされた。 [DW編集局]