[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2015/03/12
抄訳記事公開日:
2015/05/08

米エネルギー省、風力発電産業の将来展望に関する報告書を発表

Energy Department Releases New Wind Report, Examines Future of Industry

本文:

2015年3月12日付けの米エネルギー省(DOE)による報道発表の概要は以下のとおりである。

DOEはこのほど、2050年までの風力の将来と健全な風力産業から得られる経済的利益について展望した新規報告を発表した。本報告書「風力の展望: 米国における風力の新時代」では、敷地や送電網の継続的な開発と合わせて、予想されるコスト削減を牽引する技術の進歩により、風力は50州すべてにおいて再生可能電力の供給目的で経済的に展開可能である、としている。

本報告では、国のエネルギー・ポートフォリオにおいて風力が重要であること、国の既存の風力製造技術インフラや経済的利益の維持にエネルギー市場における風力の地位向上が不可欠であることを強調している。本報告ではまた、風力エネルギーの堅実な未来から具体的な経済的・社会的利益を実現するのに必要なロードマップも示している。継続的なコスト削減および風力エネルギーシステムへの今後の投資により、風力は今後10年以内に従来のエネルギー技術と直接競合することになると予想している。

本報告はまた、現在および将来における風力の公衆衛生・環境上の利益も強調している。クリーン・エネルギー源としての風力は、2050年までに12.3ギガトン強の温室効果ガス排出に取って代わると指摘。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]