2015年4月13日付けの国立衛生研究所(NIH)による報道発表の概要は以下のとおりである。

NIHと南アフリカ医学研究会議(SAMRC)は、HIV/AIDS、結核、HIV関連疾患、がんを対象とした研究支援目的で、米国および南アフリカの科学者に31件の助成金を出す。この助成金は、初年度ファンディングが総額800万ドルで、南ア・米生物医学共同研究プログラムを通じて初めて実施されるものである。本プログラムはNIHおよびSAMRCのファンディングにより2013年に設立されたもので、HIV/AIDSおよび結核の領域で米国と南アの研究者が共同で取り組む科学的発見を促進する目的で、基礎研究、トランスレーショナル研究、行動学的研究、応用研究の助成・拡大を狙う。今回の助成金では、南アの8機関で実施されている研究を支援し、これら研究機関の研究者と米国に本拠をおく20機関以上の研究機関(NIHを含む)の研究者との連繋を図る。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]