[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/04/09
抄訳記事公開日:
2015/05/26

中国科学院は、中小企業の科学技術開発に対する融資業務を積極的に推進

中科院拟组建“科技银行”

本文:

2015年4月9日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院は、中小企業の科学技術開発に対する融資業務を積極的に推進」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

4月7日、中国科学院国有資産経営有限責任公司(略称「国科控股:CASH」)の呉楽斌理事長は記者の取材に対し、「我々は科学技術銀行(研究開発への融資をメインの業務とする銀行)の設立を積極的に推進し、研究開発への融資業務の発展を加速させ、戦略性新興産業における中小企業に間接金融(融資)による資金支援サービスを提供する」と表明した。

呉楽斌理事長は、「融資の需要がある科学技術型企業には中小企業の割合が高く、しかし、融資難がこれら中小企業の成長のボトルネックとなっている。国科控股(CASH)が科学技術銀行の設立或いは買収·合併することによって科学技術型企業の融資プラットフォームを構築し、戦略性新興産業における中小企業に簡便·高効率のワンストップ·融資サービスを提供する。

国科控股(CASH)はシリコンバレー銀行(Silicon Valley Bank)融資のモデルに基づき運営し、傘下のファンド、専門投資機構等と協調して科学技術企業への債権·株権の投資を通じてハイテク企業を全面的に支援する」と語った。

呉楽斌氏の紹介によると、国科控股(CASH)はまた科学技術におけるリースモデルを構築し、科学技術専門のリース会社とハイテク設備資源総合利用プラットフォームの設立を通じて、ハイテク中小企業に融資リースとベンチャー·リーシング(Venture Leasing)のサービスを提供するという。

[JST北京事務所]