[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2015/04/29
抄訳記事公開日:
2015/05/26

Horizont 2020でのドイツの応募申請が好調にスタート

Deutsche Antragsteller starten erfolgreich in Horizont 2020

本文:

欧州委員会の最新の数字によれば、新しいEU研究イノベーション枠組プログラム、「Horizon 2020」においてドイツは好調なスタートを切っている。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

新しいEU研究イノベーション枠組プログラム、Horizon 2020においてドイツは好調なスタートを切っている。Horizon 2020初年度に関する欧州委員会の最新の数字によればドイツは各国との比較において承認されたプロジェクト数はもとより、獲得した助成資金の金額においても最高の割合を占めている。申請を行ったドイツの機関は約3,300に及び、その内900機関が受理されている。2014年ドイツはブリュッセルから合計で15億ユーロの資金を受け、その金額はこれまでのEU研究枠組プログラムの中で最高となっている。

ヴァンカBMBF大臣は、「ドイツの研究者達が新しい規則の下でより強いイノベーションを指向しつつ、新しいプログラムを活用し、EUパートナー諸国の同僚たちと協力関係を築くという点で成功したことを証明している。ドイツは国家として研究の質の向上やイノベーションのために多くを投資して来た。これが今や欧州での協力においても報われている」と語った。

Horizon 2020の初年度における高い参加率や獲得補助金だけ見ても、欧州の様々な計画が今やドイツの研究全体に大きな意味を持っていることを示している。EU研究枠組プログラムは実用化に向けたイノベーションを促進しつつ、また基礎研究のための空間を提供するというテーマに重点的に取組みつつ、厳しい競争下にあるもののドイツの研究機関や科学者にとって非常に魅力あるものとなっている。欧州の共同研究圏における協力がドイツの研究拠点を強くすることを証明している。

このように研究・イノベーション領域は、EU予算に対するドイツの貢献度と還元分がほぼ相殺される唯一つの政策領域である。

[DW編集局]