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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2015/05/15
- 抄訳記事公開日:
- 2015/06/09
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48か国‐一つの共通の展望
- 本文:
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5月14日,15日の両日ボローニャ・プロセス加盟国48か国の代表団が欧州大学圏における協力体制の緊密化について取り決めるためアルメニアのジェレヴァンに集まった。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
ボローニャ・プロセス加盟国の48か国の代表団が欧州大学圏の協力体制の緊密化に関する取り決めのため5月14日、15日の両日アルメニアのジェレヴァンに集まった。ベラルーシを新加盟国として受け入れ、2018年までのボローニャ改革計画を実施するという野心的な計画を承認した。これは、次回パリにおける閣僚会議において確認される。欧州大学圏によってドイツの大学にも関心のある共同研究に参加できるチャンスが生まれ、ドイツ学生にも多様な学習機会がもたらされる。
ドイツ連邦政府の代表を務めるクエネット・ティーレンBMBF次官は、ボローニャ・プロセスは非常に様々な見解を持つ人間や国家間の架け橋となる、他に類をみないフォーラムであり、今回の具体的結果と合わせて欧州にとっては良い兆しである、としている。
ドイツの州文部大臣会議を代表するブランデンブルク州科学研究文化大臣のクンスト教授は「欧州大学圏は若者たちに異文化を知り、言語を学び、多様な大学像の中でその知識及び能力を高める機会をもたらすものである。同規模の構造、質を確保するための共通規則、学術的経験の認証等はこのことを容易にしてくれる」と語り、将来大学は質の確保における“European Approach“によって更に容易に共通の国際的学習課程を提供できるようになる、としている。
ジェレヴァンにおける2日間の会議において参加者はボローニャ改革の実行状況について評価を行った。ボローニャ・プロセスの実行報告は改めて改革の実行が地域的に多様な状況であることを示している。政府及び大学の代表者は、欧州大学圏からの発信はあらゆる参加国における改革の一貫した実行と密に結び付いている、と強調している。
クエネット・ティーレン次官は「他の47か国と比べドイツにおけるボローニャ改革の実行は既に大きく進んでいる。連邦、州、大学の共同の改革努力は、ドイツの大学システムを更に発展させ、ドイツ及び全世界の学生にとってより魅力あるものにするために、これを一貫して継続していく。現在ドイツにおいて学ぶ30万人の外国人学生はドイツの大学の質を証明している。ドイツはボローニャ加盟国、特に東欧の国々と、改革プロセス及び情報交換を強化するため密に協力していく」と語った。
各国政府代表は効率的に実行することを重要視した活動計画を決定した。大学教育の質及び適正性については、卒業生の就職能力を促進させるためにも更に高いものとしていく。欧州大学圏における大学生及び教員のモビリティの促進は今後も留意される。今回、加盟国は初めて大学要員のモビリティの具体的改善策を決定し、アカデミック及び非アカデミック分野の大学要員にとってその労働条件が魅力的であることが、国際的エキスパートの確保や欧州の競争力にとって重要であることを明確にした。
ボローニャ・プロセス加盟国代表は3年に一度、欧州大学圏における改革プロセスの状況について共同で話し合うため一堂に会する。次回の閣僚会議は2018年パリで開催される。
[DW編集局]