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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2015/05/21
- 抄訳記事公開日:
- 2015/06/11
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欧州原子核研究機構が新記録となるエネルギーによる新しいテスト・フェーズを開始
- 本文:
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ジュネーブの欧州原子核研究機構(CERN)において世界最大の加速器“Large Hadron Collider”(LHC)の新しいテスト・フェーズがスタートする。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
本日ジュネーブのCERNにおいて“Large Hadron Collider”の新しいテスト・フェーズが開始される。13テラ電子ボルト(TeV)という新記録となるエネルギーによってプロトンが27キロメートルの周回軌道の中を衝突コースへと導かれる。この衝突においてプロトンから数多くの亜原子粒子が発生し、これを大きな素粒子計測用の3D カメラによって正確に計測する。衝突から発生する粒子の軌跡を分析することで、科学者は物質の中心構造について意見を表明できる。
ヴァンカ大臣は「今やLHCを通じて新しい物理学への扉が開かれた事に大変興奮している。LHCは稼働後の数年においても非常な成功を収めた。今やこの比類なき科学的実験から得られるであろう更なる基礎的な知識に期待している」と述べた。
BMBFはCERN全予算の約20%、年額1億8,200万ユーロを負担している。更にBMBFは共同研究を通じてLHCの実験のデテクター・コンポーネントの建設及び開発も助成しており、助成期間中に年額約2,000万ユーロが大学グループのために投入されている。
これまでのところLHCは最大計画エネルギーの約半分のパワーで稼働しているが、稼働停止期間の最終時点における技術変更によって、当初の13TeVからスタートし、将来粒子を衝突させるための14TeVのエネルギーを達成する前提が創られたことになる。
[DW編集局]