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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2015/05/29
- 抄訳記事公開日:
- 2015/06/22
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自然と技術の魅惑の50年
- 本文:
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欧州で最も成功を収めた高校生を対象としたコンテストである「若者は研究する」が50周年を迎える。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
コショウソウのビタミンCの含有量の特定、ルービック・キューブを元の状態に戻すことができるロボット、農業によって生ずる硝酸塩から地下水を守る方法の改善等々生徒たちは毎年「若者たちは研究する」におけるこうしたアイディア溢れるプロジェクトで新たな挑戦をしてきた。欧州で最も成功を収めた後継人材のための催しが50周年を迎えることとなり、祈念式典に合わせて今年度受賞者の発表が行われる。ヴァンカ連邦教育研究大臣は学際的な最高の研究にBMBF特別賞を、また最も独創的な研究に大臣特別賞を授与する。
同大臣によれば、「このコンテストは、自身のアイディアに自信を持って新しい道を進む生徒たちに、科学の世界に触れ魅力を見出す機会を与えるものである。またその結果、彼らが素晴らしい業績を上げる能力に恵まれていることを再三示しており、自然科学・工学に関心を持つ後継人材がその才能を鍛錬するための場ともなっている。優秀な参加者の多くはコンテストの後も自分の研究分野に忠実に留まっている」。
1965年、雑誌シュテルンの編集長の発案により、「未来の研究者を探そう」をモットーに開始された第一回コンテストから数年にして全国的に幅広く定着し、現在ドイツの約250企業がパートナー及びスポンサーとなっている。
過去50年間で236,000人の生徒たちが参加した。50年前のスタート時点の参加者は約250名であったが、2014年では12,000人以上の若者が参加している。優秀な参加者の10人に9人が後に数学、IT、自然科学、医学或いは工学の分野の専門へと進んでいる。 [DW編集局]