2015年6月2日付の「中国科学報」ネット版は、「中国航天科学工業グループ会社、新世代ビッグデータ知能化処理システムを開発」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

国家863計画（国家ハイテク研究発展計画）、国家科学技術重大特定プロジェクト等の支援により中国航天科学工業グループ会社傘下の企業である北京航天泰坦科学技術株式有限公司がこのほど、数年を渡り開発した新世代ビッグデータ知能化処理システム－タイタン･スパコン･プラットフォームを正式に発表した。

同プラットフォームは最新の高性能コンピューティング技術に基づき、並行コンピューティング、遠隔モニタリング、ワークフロー※、メッセージキュー(Message Queues※)等の技術と拡張可能なアルゴリズムを導入し、リモートコンピューティングサービスを提供できる。

同プラットフォームは大量のリモートセンシング画像の自動的生成における効率化を図り、多種多様のクライアントにカスタマイズ･ソリューションを提供できる。

※　ワークフロー(Workflow):企業における一連の業務手続きの流れのこと、あるいは、その一連の流れを図式化したもののことである。一般的にワークフローといえばおおむね図式のほうを指す。
※　メッセージキュー（英: Message queue）：プロセス間通信や同一プロセス内のスレッド間通信に使われるソフトウェアコンポーネントである。制御やデータを伝達するメッセージのキューである。

[JST北京事務所]