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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/06/06
- 抄訳記事公開日:
- 2015/07/06
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中国科学院、欧州宇宙機関(ESA)との共同宇宙空間観測の結果発表
- 本文:
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2015年6月6日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院、欧州宇宙機関(ESA)との共同宇宙空間観測ミッションの結果を発表した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
6月4日、中国科学院(CAS)と欧州宇宙機関(ESA)は共同で「中欧共同宇宙科学衛星ミッション」の選考結果を発表し、「太陽風と磁気圏、イオン圏の相互作用による観測衛星計画」(Solar wind Magnetosphere Ionosphere Link Explorer,SMILE)が入選した。SMILEは太陽風と上層大気の関わり合いによる宇宙天気の観測が目的で、2021年頃に1基目の共同宇宙科学衛星を打ち上げることを決定した。任務の遂行期間に、双方の科学者は衛星の共同研究開発、衛星の打ち上げ及びデータ共有に合意した。
SMILEは新しく開発されたX線と紫外線センサーを用いる予定で、初めて太陽風と磁気圏、イオン圏の相互作用に対するイメーシングを行い、太陽の活動とその地球周辺の宇宙プラズマ環境及び宇宙天気への影響に関する研究に重要な意義と応用価値がある。
[JST北京事務所]