[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2015/06/15
抄訳記事公開日:
2015/07/07

電気自動車:E-自動車の更なる市場開拓

Elektromobilität: Weiterer Marktaufbau für E-Fahrzeuge

本文:

今年度の“National Conference Eelctromobility”が開催された。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

今年度“National Conference Eelctromobility”においては「より強く市場へ」をモットーに電気自動車の市場開拓および活性化が中心となっている。会議には政界、経済界、学界、社会等各界の代表50人が参加し、その中にはメルケル首相、ガブリエル経済大臣、ドブリント連邦交通大臣、ヘンドリクス連邦環境大臣、カーガーマン“National Plattform Electromobility”(NPE)議長に加え各企業のトップの姿も見られた。 “National Plattform Electromobility”の経過報告および国際比較によってドイツは2011年から2014年までの市場準備段階において良好な進展を遂げたことが明らかになった。現在電気自動車のモデルは19となり、ドイツは国際的にリーディング・サプライヤーとなっている。今年度末にはモデル数は約30に上る見込み。リーディング・マーケット国際比較によるとドイツはまだ中位にあるが、2015年では対前年度比較で販売が大きく伸びている。 ヴァンカ大臣は「ドイツは早い段階で研究と優秀な人材に投資し、これによって電気自動車の競争において優位なポジションを得ることができた。今や研究成果の応用が重要であり、その一例としてエネルギー貯蔵技術が挙げられる。ウルムのパイロット生産設備及びリチウム・イオンセルの研究プロジェクトによって最高の条件を整備することができた」と語った。 “National Conference Electromobility”ではどのようにしてドイツの市場を盛り上げるかについて検討される。カーガーマン NPE議長兼ドイツ工学アカデミー会長は「ドイツは魅力的な自動車モデル、優れた技術、そしてる電気自動車の総合ビジョンを持っている。文字通り道路上を走らせねばならない。電気自動車はまだ道路上ではまだアイ・キャッチャーであるが、過去12カ月では販売は倍増している。これからの数年間においてもこの勢いを維持し、2020年に100万台というリーディング・マーケットが見られるよう、賢明な刺激を与えることによって支援していかなければならない」と語った。 “National Conference Electromobility”は連邦政府の合同電気自動車事務局(GGEMO)によってオーガナイズされており、そのパートナーとなるのが“National Plattform Electromobility”(NPE)である。NPEはドイツにおける電気自動車の開発を調整しており、産業界、学界、政界、労働組合、諸団体等の代表150人を統合する。これらの代表者は電気自動車の経済的、社会的、環境的なポテンシャルを調査しており、政界、経済界、学界に対して勧告を行う。NPEはその活動によってドイツがリーディング・マーケット及びリーディング・サプライヤーになるという目標、更には2020年までにドイツ市場で100万台という目標を達成できるよう支援していく。

[DW編集局]