[本文]

国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド雇用・企業・イノベーション省
元記事公開日:
2015/06/11
抄訳記事公開日:
2015/07/14

事業拡大に学術研究を利用する企業の数が急増

Significant increase in number of companies using academic research to grow their business

本文:

雇用・企業・イノベーション省の2015年6月11日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2015年6月11日、Knowledge Transfer Ireland(KTI)年次報告書および2014年知識移転年次調査結果が発表された。それによれば、アイルランドでは2014年に、国が助成する研究実施機関(research performing organization=RPO)と連携する企業の数が46%増加し、RPOと企業の間で交わされた協定の数は2,337件であった。

報告書では、アイルランドのRPOが有する知的財産と知識をもとに新たに27社のスピンアウト会社が誕生したことも伝えられている。同じ時期に、RPOと企業の間の知的財産をベースにした取引(ライセンス供与、オプション、譲渡なども含む)も21%増の168件となった。ユニバーシティ・カレッジ・コーク(UCC)からAlimentary Health社に供与したライセンスもそのひとつで、高精度のプロバイオティクス製品Alflorexの開発に結び付いた。また農業振興・食品開発局(Teagasc)傘下のMoorepark研究所は、Tipperary Co-Op社およびOrnua社とともに、Kerrygoldのブランド名でチーズの新製品を開発した。

[JSTパリ事務所]