[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国王立協会
元記事公開日:
2015/06/11
抄訳記事公開日:
2015/07/17

新規4件の王立協会産業フェローシップで学界と産業界を繋ぐ

Four new Royal Society Industry Fellowships connect academia and industry

本文:

王立協会(The Royal Society)の2015年6月11日付標記発表記事では、王立協会産業フェローシップ制度を通じた新規4件のプロジェクトについて述べているところ、概要は以下のとおり。

本件助成金は、産業界との協力プロジェクトを推進しようとする大学の科学者、及び学術機関との協力プロジェクトを推進しようとする産業界の科学者に対して授与される。今回の助成対象プロジェクトのテーマは多岐にわたり、高効率太陽電池の技術や、運転手とのやりとりに人工知能を活用する自動車などがある。

プロジェクト4件のテーマ、及び各プロジェクトに関与する産・学機関は次のとおり。

・自己学習及びコネクティッド・カー
(ウォーリック大学、Jaguar Land Rover社)
・高効率多接合太陽電池用の近赤外吸収装置
(インペリアル・カレッジ・ロンドン、IQE PLC社)
・粉体のスプレー塗装及び液体接触移送: 予測とスケールアップ
(シェフィールド大学、Procter & Gamble Technical Centres Ltd社)
・活性(liveness)に関する原理に基づいた推論
(ヨーク大学、Microsoft Research Ltd社)

王立協会産業フェローシップ制度では、配置換えの期間(フルタイムで最長2年、或いはパートタイムで最長4年、研究者は企業とのプロジェクトに集中)、各科学者に基本給が支払われる。同制度には、王立協会のほか工学・物理科学研究会議(EPSRC)、ロールス・ロイス社が資金を提供している。

[DW編集局]