[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
エコロジー・持続可能な開発・エネルギー省
元記事公開日:
2015/06/16
抄訳記事公開日:
2015/07/21

「将来への投資」プログラムによる支援を受ける新規9件の循環経済産業プロジェクト

Neuf nouveaux projets industriels d’économie circulaire soutenus par le Programme des Investissements d’Avenir

本文:

エコロジー・持続可能開発・エネルギー省の2015年6月16日付け標記報道発表の概要は以下のとおり。

「将来への投資」プログラム(PIA)の「循環経済」枠では、2011年以降すでにタイヤ、リチウムイオン電池、混合プラスティックのリサイクルのほか、バイオガス、土壌の汚染除去に関する12件のプロジェクト支援が実現している。国はこの支援を通じて、グリーン経済に関するエネルギー移行法案に盛られた目標である循環経済への移行に関与する企業を支援する。

グリーン経済に関するエネルギー移行法案では、2025年までに廃棄物の65%の有効利用を目標にしている。フランス新産業計画の「リサイクル・グリーン材料」産業計画では、廃棄物リサイクルの革新的な産業ソリューションの開発を目指している。今回の新規9件の廃棄物リサイクル・回収/産業エコロジープロジェクトは、経済的に有望で革新的なソリューションを試験・検証することで上記目標の達成に参画する。9件のプロジェクト全体の予算規模は9,160万ユーロで、その内PIAの支援総額は2220万ユーロである。

新規9件のプロジェクトの概要は次の通りである。

・軟質プラスティックのリサイクル
予算: 490万ユーロ(内PIAによる支援が230万ユーロ)、期間: 3年
・PVB(ポリビニールブチラール)の再生
予算: 670万ユーロ(内PIAによる支援が100万ユーロ)、期間: 2年
・ガラス工場設備のエコ設計とリサイクル
予算: 290万ユーロ(内PIAによる支援が170万ユーロ)、期間: 3年
・有機廃棄物の有効利用
予算: 400万ユーロ(内PIAによる支援が180万ユーロ)、期間: 3年
・リサイクルが複雑な紙のリサイクル
予算: 4270万ユーロ(内PIAによる支援が430万ユーロ)、期間: 2年
・平板ガラスのリサイクル
予算: 710万ユーロ(内PIAによる支援が250万ユーロ)、期間: 2年
・電気自動車・ハイブリッド車のリチウム・バッテリーの処理と有効利用
予算: 900万ユーロ(内PIAによる支援が300万ユーロ)、期間: 4年
・ゴム様廃棄物のリサイクルと有効利用
予算: 460万ユーロ(内PIAによる支援が170万ユーロ)、期間: 3年
・有機廃棄物の昆虫を介した有効利用
予算: 970万ユーロ(内PIAによる支援が390万ユーロ)、期間: 4年

[DW編集局+JSTパリ事務所]