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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/06/29
- 抄訳記事公開日:
- 2015/07/24
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「中国科学技術人材発展報告書(2014)」の発行
- 本文:
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2015年6月29日付の「中国科学報」ネット版は、「『中国科学技術人材発展報告書(2014)』が発行された」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国科学技術部(MOST)が初めて編集した「中国科学技術人材発展報告書(2014)」が、このほど発行された。同報告書は「国家中長期人材発展計画綱要(2010−2020年)」等をめぐって中国科学技術人材戦略、人材政策、科学技術人材育成、国家の重要な人材プロジェクト及び地域人材の状況等を系統的に整理·分析し、科学技術人材政策の普及、人材育成の推進等を目指している。
同報告書は以下の4つの部分から構成される。
(一)科学技術人材戦略と人材政策
(二)重大人材プロジェクトと科学技術人材計画
(三)人材育成
(四)地域科学技術人材発展概要
<背景>
近年、中国は一連の重大人材プロジェクトと科学技術人材計画を実施してきた。そのうち、「千人計画」は海外からハイレベル人材を招致する計画で、2014年までに累計4180人の研究者を招致した。「万人計画」は国内のハイレベル人材を支援する計画で、2012年正式にスタートした。同計画は約10年をかけて、1万人の自然科学、エンジニアリング及び高等教育等の分野のハイレベル人材を選抜し、支援を行う。同報告書によると、中国はすでに世界一の科学技術マンパワー大国になっている。科学技術活動の中心的な要素であるR&D(研究開発)従事者数が急増して、フルタイム当量では353.3万人に達し、米国を抜き世界一になった。
[JST北京事務所]