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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国化学報
- 元記事公開日:
- 2015/07/01
- 抄訳記事公開日:
- 2015/08/06
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「第8回国際工業数学·応用数学会議」が初めてアジアで開催
- 本文:
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2015年7月1日付の「中国科学報」ネット版は、「『第8回国際工業数学·応用数学会議』が初めてアジアで開催される」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
第8回国際工業数学·応用数学会議(ICIAM 2015)が8月10日から8月14日にかけて、北京で開催することとなり、世界70余りの国·地域から約3000名以上の工業数学·応用数学者が出席する予定である。これは同会議の初めてのアジア及び発展途上国での開催となる。
国際工業数学·応用数学会議(International Congress on Industrial and Applied Mathematics, ICIAM)は工業数学·応用数学界における最高レベル、最大規模及び最も影響力のある学術会議で、4年毎に開催される。同会議では、工業数学·応用数学の分野における優れた業績をあげた数学者に国際工業数学·応用数学連合会により設立された数賞―ラグランジュ賞(Lagrange Prize)、コラッツ賞(Collatz Prize)、 先駆賞(Pioneer Prize)、マックスウェル賞(Maxwell Prize)、蘇歩青賞(SuBuchin Prize)を授与する。
中国科学院の李大潜院士は、「ICIAMが初めて中国で開催されるのは、中国の工業数学·応用数学の発展において顕著な業績が認められたもので、中国の数学、特に応用数学の発展に大きく影響を与える」と表明した。
ICIAM 2015の高小山事務局長は、「数学は諸科学の基礎となる学問である。ICIAM 2015は中国の工業数学·応用数学における数学研究·人材育成の成果を十分に展示し、数学、科学技術と経済の緊密な結合を更に促進する」と指摘した。
[JST北京事務所]