[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/07/09
抄訳記事公開日:
2015/08/17

中国科学院の学術誌の国際影響力が再び最高値を更新

中科院期刊国际影响力再创新高

本文:

2015年7月9日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院の学術誌の国際影響力が再び最高値を更新した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

トムソン·ロイター社が発表した最新の学術雑誌の引証報告(2015版)によると、中国科学院の学術誌の国際影響力が再び最高値を更新した。そのうち、中国科学院·長春光学精密機器·物理研究所が発行した「Light:Science & Applications」誌のインパクトファクター (impact factor、IF値) (※1)を14.603まで引き上げた。これはIF値が最高の中国学術誌である。

2014年、中国科学院の学術雑誌の分野別の国際ランキングが上昇し続けて、中には、Q1(上位25%)にランクされた雑誌数は2013年の9誌から12誌(全国は17誌)に上がった。分野別ランキングで上昇傾向を示す学術誌は31誌であり、順位が変わらない雑誌は38誌であり、両者はSCI(Science Citation Index)に掲載された中国科学院の学術誌数の95%を占めている。

2014年、中国科学院の学術雑誌のIF値は着実に前進した。そのうち、「Light:Science & Applications」誌のIF値を2013年の8.476(最初のIF値)から14.603まで引き上げ、Q1(上位25%)に1位にランクされ、JCR(※2)収録の86種の光学分野の学術誌ではランキング2位、SCI収録の8618種の国際学術誌ではランキング95位で、世界トップ100に入った。

中国科学院·上海生命科学研究院が発行された「Cell Research」誌のIF値を12.413まで引き上げ、Q1(上位25%)に2位にランクされ、国際で高水準を持ち続けている。「国家科学評論」誌、「中国ウイルス学」誌が今年上半期にSCIに収録され、SCIに掲載された中国科学院の雑誌数は76に達した。

※1 インパクトファクター (impact factor、IF値) は、自然科学・社会科学分野の学術雑誌を対象として、その雑誌の影響度、引用された頻度を測る指標である。
※2 JCR(Journal Citation Reports)はトムソン·ロイター社の学術誌評価分析データベースで、世界60カ国以上の3,300社を上回る出版社から刊行された8,000誌以上の主要雑誌をもとに、約227の専門分野の引用データが収録され、学術誌の重要度・影響度を計ろうとするものである。

[JST北京事務局]