原子力・代替エネルギー庁（CEA）の2015年7月8日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

CEA TechとフラウンホーファーISEは、共同研究室を創設し、両者の能力を結集して多接合型高性能太陽電池を開発し、若手研究者を育成して次世代太陽電池のプロトタイプを共同開発する。

上記協力における主たる目標は、可能な限り最も効率の良い太陽光製品を開発することである。CEA Techのマイクロエレクトロニクス・光起電における卓越したインフラと専門能力、及びフラウンホーファーISEのエピタクシー・太陽電池開発における卓越したインフラと専門能力が、今後は一体化して新製品の開発や新市場の開拓に当たる。対象となる市場には焦点となっている太陽光発電技術領域以外にも、大衆向けアプリケーション用に特別に開発される太陽電池（例えば車載電子装置）のほか従来型太陽電池市場などがある。共同研究の成果は定期的に産業界に向けて発表される。このような産業界当事者との協力が、中期的には研究室のファンディングに寄与することになる

[DW編集局+JSTパリ事務所]