[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2015/07/08
抄訳記事公開日:
2015/08/26

ボローニャ・プロセス事務局: アルメニアからフランスへ引継ぎ

Secrétariat de Bologne : passage de relais entre l'Arménie et la France

本文:

国民教育・高等教育・研究省の2015年7月8日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

フランスは次回のボローニャ・プロセスの閣僚会議(2018年)の開催国である。会議では48カ国が結集し欧州大陸規模で高等教育共通圏の展開を図る。フランスはアルメニアから引継いで2015~2018年の間、ボローニャ・プロセスの維持継続に責任を持つ政府間機関の副議長職及びその事務局運営を担当する。

上記政府間機関は、とりわけ”LMD”(学士、修士、博士)の制度調整及び欧州単位互換制度(ECTS)クレジットの実施を達成したボローニャ・プロセスのモニタリングと展開に関する活動全般を遂行する。このようなイニシアティブはフランスの人材育成の国際化や学生・研究教育者の交流増進に役立つ。

アルメニアからの公式引継ぎの場において高等教育・研究省当局は今後3年間の主要目標として次の事項を挙げている。
・教育、研究、イノベーション間の連携が世界における欧州大学界の力となるので、欧州高等教育圏と欧州研究圏との具体的な接近策を提案する。
・地中海沿岸諸国との密接な協力に重点を置いて、作業プログラムに第3諸国との協力を組み込む。
・欧州におけるスキルレベルの向上を目的として、高等教育の社会的開放の重要性を確認する。
・移動、交流、全体の統括に役立つ電子情報の利用を拡大・活性化し、革新的な教育の実践を促進する。
・ボローニャ・プロセスにおいては、高等教育、さらには市民社会、経済界の当事者がそれぞれの場を取り戻せるようにする。高等教育は重要な将来への投資である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]