2015年7月31日付の「中国科学報」ネット版は、「呉国雄院士、AGU(アメリカ地球物理学連合)のフェローに選出」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

7月28日、中国科学院·大気物理研究所の呉国雄教授がAGU(アメリカ地球物理学連合)の2015年フェロー(Fellow)に選ばれた。
AGUは1919年に設立され、世界に約6万人を超える会員を持つ地球科学において、世界で規模が最も大きく、最も影響力を持ってい学術団体である。AGUのフェローは、地球·宇宙科学分野で顕著な業績をあげた会員の中から1000人に1人以下の割合で毎年選出されるもので、今年、世界で合わせて60人がフェローに選出され、呉国雄教授がそのうちの唯一の中国国籍の研究者である。

呉国雄教授は長年にわたり気象学、気候力学、大気循環力学、気候システムモデルの発展及び数値シミュレーションの研究に従事して、気象学、気候力学等の分野で系統的·創造性の高い研究成果をあげた。その一連の研究成果が国内外の大きな注目を集めている。

[JST北京事務所]