[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2015/07/09
抄訳記事公開日:
2015/09/07

ファクトシート:米国サプライチェーンのイノベーション能力強化のため主要製造業者を招集

FACT SHEET: Convening Manufacturing Leaders to Strengthen the Innovative Capabilities of the U.S. Supply Chain, including Small Manufacturers.

本文:

2015年7月9日付の大統領広報室によるサプライチェーンのイノベーションに関する発表記事の概要は以下の通りである。

米国製造業の進歩を加速し21世紀における米国内サプライチェーンの競争力を強化するための大統領戦略の柱は中小製造業を強化するための投資と、彼らが最先端技術を利用できるようにする事である。かつて米国製造業は成長の原動力であり中産階級の構築に不可欠であった。今般、数十年間の衰退を経てその役割を復活しつつある。2010年2月以降、米国製造業は約90万人の雇用を増した。

大統領府は自国内サプライチェーンにおける中小製造業の強化に尽力する20以上の製造業及びサプライヤーのリーダーを招集して大統領府サプライチェーンのイノベーション円卓会議を主催する。主要なメニューは以下のとおりである。

1.主要な製造業者の幹部が米国内サプライチェーンを動かす中小企業の強化に尽力する事により先進製造分野において米国の競争力を更に高める。サプライヤートレーニング、エンジニアリング専門家の派遣、調達政策における協調、新技術や実践の事前紹介等を通して、開発段階の技術を研究所から米国サプライチェーンの現場に移行させる。
2.エネルギー省、国防総省、商務省と中小企業局は、4万社以上の中小企業が連邦イノベーション資源を活用して能力の向上、新技術の適用そして新ビジネスの機会の解放を図る事が出来るように支援している。
3.エネルギー省は傘下の5つの国立研究所における技術と能力を利用出来る様にするため中小企業に対して総額2,000万ドルに上る新イノベーションバウチャーを提供する。
4.今年10月に、大統領府は市長・知事等と協働して、企業を連邦・州・地域のイノベーション資源と結びつける地域の取り組みを拡大する。
5.国防総省はニューメキシコ州、ウィスコンシン州及びサウスカロライナ州における地域サプライチェーンを強化・多角化する目的でサプライチェーン助成金を交付する。本年中に総額5,000万ドルを20の州のサプライチェーンに交付する。
6.中小企業局は、中小製造業者が新しいビジネス機会の情報を入手できるよう支援する目的で新サプライチェーン・マッチングサービスを発足する。
7.商務省の製造延長パートナーシップ(Manufacturing Extension Partnership)は全50州でサプライチェーンを強化するために同省のサプライチェーン最適化サービス(Supply Chain Optimization Service)を拡大する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]