[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2015/07/29
抄訳記事公開日:
2015/09/11

2016年行動計画と包括的プロジェクト公募の発表

Publication du plan d’action et de l’appel à projets générique 2016

本文:

国立研究機構(ANR)の2015年7月29日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

ANR理事会は2015年6月18日に2016年行動計画を採択した。この文書は2016年予算の執行を目的としたANRの施策およびプロジェクト公募について記述している。2016年のANRのロードマップとなる本文書には、2016年の優先研究課題及びそのためのファンディング手段が示されている。官・民(特に中堅・中小企業)の科学界全体が対象である。

ANRの行動計画は、研究、技術移転、イノベーションの為の戦略的アジェンダ”France Europe 2020″および国家研究戦略(SNR)で定められた枠組に沿ったものである。計画策定に当たってANRは毎年、各研究連盟及びCNRSからの提言を求める。また課題研究運営委員会(CPSD)の意見も聞く。ANRの行動計画では、最終的には各社会的課題に充てられるANRの任務の範囲で、SNRに定められた国の研究に関する重点方針を取りまとめる。それをベースとして研究担当省と協議の上、本文書が確定する。

2016年行動計画は分野横断的な次の4つの構成要素で構成される。各構成要素はファンディング、プロジェクト公募、特定プログラムといった手段を備えている。

・主要な社会的課題
・研究の最前線
・欧州研究圏の構築とフランスの国際的求心力
・研究の経済的効果と競争力

包括的プロジェクト公募では各構成要素の施策の大半を含めることができる。応募方式や選抜手順の詳細は特定の文書に記述される。
これと併行して特定プロジェクト公募が実施される。これには特定のファンディング手段(OH Risque、Labcom、Carnot、ハイレベル研究者受け入れ、MRSEI、Astridなど)または特定の欧州・国際公募(2国間・多国間公募、ERA-NETの一環で実施される公募、JPIなど)が対応する。

2016年包括的プロジェクト公募(共同研究:PRC、企業共同研究:PRCE、若手研究者:JCJC、国際共同研究:PRCI)は2015年7月24日から開始されている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]