[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/08/13
抄訳記事公開日:
2015/09/14

「第30回全国青少年科学技術イノベーション大会」が香港で開催

第30届全国青少年科技创新大赛8月香港举办

本文:

2015年8月13日付の「中国科学報」ネット版は、「『第30回全国青少年科学技術イノベーション大会』が香港で開催」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

8月13日、中国科学技術協会(CAST)が明らかにしたところによると、中国科学技術協会(CAST)、香港特別行政区政府が共同で開催する「第30回全国青少年科学技術イノベーション大会」は8月18日から8月24日にかけて、香港で開催される。

今回のイノベーション大会で、中国本土、香港、マカオから地方予選により選抜された423名の選手たちが自らの成果作品を持って「全国青少年科学技術イノベーションコンテスト」に参加する。主催団体は中国本土、香港、英国、米国などの68名の院士と専門家を組織し、予備審査と最終審査を経て数学、コンピューター科学、物理等の13学科の受賞者を選ぶ。その他、大会期間中、インド、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、タイ、韓国、ブラジル、日本などの海外12ヶ国の青少年代表及び2名の宇宙飛行士が香港を訪れ、交流活動を行う。同イノベーション大会では、開会式、イノベーションフォーラム、公開展示、専門家フォーラム、科学ワークショップ、科学·教育フォーラム、授賞式及び閉会式等の様々な活動を開催する予定である。

「全国青少年科学技術·イノベーション大会」は全国の小中学と科学技術指導員に対して行われる最大規模の総合的な科学技術コンテスト活動で、全国の小中学校に向けての各種の科学技術イノベーションの成果を展示する重要な大会となる。イノベーション大会の目的は、全国の青少年と科学技術指導員のために、科学技術イノベーション活動の成果を展示·交流するプラットフォームを構築、科学的素質を高めて、優秀な科学技術イノベーション型の若い人材を育成し、全国青少年科学技術活動の一層の発展を促す。

1982年8月、「第1回全国青少年発明創造コンテスト及び科学討論会」が上海で開催され、以後2年ごとに開催されることになった。このコンテスト活動は、2000年には全国青少年科学技術イノベーション大会と名称変更し、2002年には毎年一回開催されることに変更された。1982年から2015年までの33年間、全部で延べ人員3.7億人の青少年が様々なレベルの活動に参加し、全国青少年科学技術の普及と発展に非常に重要な役割を果たしている。

[JST北京事務所]