科技日報8月21日付で、「中国、ビッグデータの発展を一層推進する」と報じた。本記事でその概要をまとめる。

国務院の李克強総理は8月19日、国務院常務会議を主宰して開催した。同会議で「ビッグデータの発展促進に関する行動計画要綱」を承認した。これはビッグデータの活用に向けて、中国が本格的に動き出すことを意味する。その他、近代的流通業の発展と法に基づくビジネス環境の構築を目指し、国内市場の消費活性化と成長促進を図る方針が示された。

会議では、電子商取引等新たな流通方式の普及、「インターネット＋流通」行動計画の実施などが提案され、流通企業の物流·サービスなどの優位性を伸ばし、実市場とネット市場の融合と発展を推進するとしている。同行動計画の実施を通じて、伝統的な業界を改造し、異業種のグレートアップを促進する。

「ビッグデータの発展促進に関する行動計画要綱」に関しては、「享受」、「開放」、「安全（セキュリティ）」が3つのキーワードで、社会に向けて交通、医療、就業、社会保障等の分野における情報共有を推進し、ビッグデータ産業の発展を促進して、ビッグデータの各分野での応用を深化させ、健全な発展を可能とするビッグデータ環境の創造を実現することを目的としている。

[JST北京事務所]