ノルウェー研究会議の2015年9月4日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議とイノベーション・ノルウェーが、南アフリカおよびブラジルとの研究協力を強化するための手段を講じている。ノルウェーの研究グループや企業が海外の専門知識に触れる機会を増やし、ノルウェーの研究や産業を発展させるようなプロジェクトに参加するための優れた枠組みを提供することが、その狙いである。

ブラジルと南アフリカはノルウェーのビジネス部門にとって重要な国であり、いずれも、ノルウェーが研究協力における優先国としているグループに含まれている。

研究会議とイノベーション・ノルウェーは、ブラジル、南アフリカ各国で協働の取り組みを開始しており、今後、研究協力活動を統率するために両国に科学・技術カウンセラーを導入するとしている。研究会議とイノベーション・ノルウェーは、すでに日本、シンガポールおよびインドと緊密な協力関係にある。

海外との科学・技術協力は、イノベーション・ノルウェーや研究会議双方にとって重要な優先事項であり、ともに海外で広く活動を展開しているが、これらの分野で共通の目的をもって協力するのは今回が初めてである。

ノルウェーの産業は運営費が高額であるため、競争に勝ち残るには常に開発の先頭に立っていなければならず、国際的な視点に立って研究・産業間の調整を強化することは、競争力を高める重要な手段であるとしている。

[JSTパリ事務所]