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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 米国科学振興協会(AAAS)
- 元記事公開日:
- 2015/08/13
- 抄訳記事公開日:
- 2015/10/05
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機会均等に対する制度上の障壁が「共に前進する能力を阻んでいる」
- 本文:
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2015年8月13日付の全米科学振興協会(AAAS)による標記記事では、AAASの教育・人的資源部長シャーリー・マルコム氏がこのほど”Science”誌の論説記事に書いた内容について以下のように報じている。
「科学界の教育・研究機関の指導者等は、女性、マイノリティ、その他の少数グループにとっての快適な環境の創出にさらなる努力をし、不公平の事実に対しては時期や場所を問わず声を上げる必要がある」とシャーリー・マルコム氏は論説記事で述べている。
8月14日付けの”Science”誌のこの論説記事は、最近の”Science”誌 及び “Science Careers”誌の内容が少数グループに対する不利な固定観念を強めたと指摘するいくつかの事例に関する投書を、”Science”誌及びAAASの幹部が一ヶ月前に受け取ったことが発端となって書かれたものである。「”Science”誌の編集責任者が指摘しているように、雑誌側はこの不幸な事件を遺憾としており、スタッフに対する多様性感受性トレーニングの実施など、より適切な監視策を実施しようとしている。”Science”誌が内部的な改善策に目を向けている一方で、AAASは外に目を向けて協会関係者と科学における資質や多様性に対するより大きな構造的障壁について引き続き議論する」とマルコム氏は書いている。この議論を後押しするべく、AAASは科学・工学における公平性、公明性、多様性に関して年来のリーダーシップを継続して発揮する、とマルコム氏は記している。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]